Home » Archive

Articles tagged with: LCC

ジェットスター航空のサービス, 機内エンターテイメント »

[ 18 6月 2011 | No Comment ]
機内エンターテイメント

ジェットスターの機内エンターテイメント
ジェットスター航空の日本・オーストラリア間の国際線の場合、機内でのエンターテイメントは2種類あります。
1つ目は、随分昔の飛行機で主流だった、今でもたまに古い機材の飛行機でも見かけますが、座席にはイヤフォンのジャックだけがあり、前方のスクリーン(あるいはモニター)に映しだされる映画などを見るもの。
もう1つは、小型のポターブルDVDプレイヤーのような形をした、ビデオ・オンデマンド・ユニットです。
一つ目の前方のスクリーンに映しだされる映画は、イヤフォンがあれば、無料で誰でも見ることができます。
一方、後者のビデオ・オンデマンド・ユニットの方は、ビジネスクラスは別途費用はかかりませんが、エコノミークラスの場合は、別途料金がかかります。
オーストラリアの国内線の場合、この有料のビデオ・オンデマンド・ユニットのみとなります。
無料の映画上映
無料で誰でも見ることができますが、音声はスピーカーで流れているわけではなく、音声を聞くためには、イヤフォンが必要になります。
携帯電話、スマートフォン、あるいはiPodなど音楽プレイヤーのイヤフォンが使えれば良いのですが、残念ながら、左の図のような、二叉のジャックになるので、変換プラグがなければ、そのままでは使えません。
この二叉用のイヤフォは、機内で3オーストラリアドルにて販売していますので、それを購入して音声を聞くことになります。
イヤフォンが付いていないなんて、随分ジェットスター航空はけち臭いな、と思う方もいるかも知れませんが、ジェットスターはLCC、ローコストキャリアです。
これらの安全に関わるもの以外は全て有料、というのは、LCCのスタンダード(標準)と言えるもので、他のLCCも同様です。
このイヤフォンは持ち帰りできますので、購入された方は、次回のジェットスター搭乗の際に持参すれば使うことができます。
有料のビデオ・オンデマンド・ユニット
「ビデオ・オンデマンド・ユニット」の「オンデマンド」とは、「ユーザの要求があった時にサービスを提供する方式」のこと、つまり自分が欲した時に、ビデオの選択、再生を行える端末のことです。
左の写真のように、ポータブルDVDプレイヤーのような形をしています。
このビデオ・オンデマンド・ユニットを借りるには、エコノミークラスの場合、別途オプション購入となります。
ビジネスクラスの場合、無料で利用できます。
2011年6月現在、この事前購入の「ビデオ・オンデマンド・ユニット」は、片道あたり、900円の追加となっています。
2010年6月頃、ジェットスター航空で「iPad」を機内エンターテイメントで、トライアル導入する、というニュースをみましたが、その後、正式導入されたという話を聞いていませんし、未だこの「タブレットPCとポータブルDVDプレイヤーをあわせたようなもの」を使用していますので、この「iPad導入!」はなくなったしまったのでしょうか。
機内エンターテイメントの事前購入方法

ジェットスター航空のWEBサイトから、航空券を購入する場合は、日付、料金等を選択後、エンターテイメント(ビデオ・オンデマンド・ユニット)、コンフォートパック(毛布など)の選択とともに、追加オプションとしての提示があります。
その時点で購入しなくとも、後からWEBサイトにログインして、WEBサイトから追加購入する、あるいはジェットスター航空のコールセンターに電話して追加することも可能です。
事前購入した場合は、その事前購入した人のリストを元に、キャビンアテンダントが、その機内エンターテイメントシステムを配っていきます。
注意したいのは、機内食、機内エンターテイメント、コンフォートパックのオプションは、座席番号で管理されていること。
機内でも注意のアナウンスがありますが、ジェットスター航空では、それらの管理ができなくなるので、勝手に空いている座席へ移動すると、キャビンアテンダントもわからなくなってしまうので、必ず移動する場合は、キャビンアテンダントに席の移動を伝える必要があります。
エンターテイメントの機内での追加
事前購入していなくとも、機内でこのエンターテイメントシステムを、借りることができます。
2011年6月現在で、12オーストラリアドルですので、若干事前購入より高くなります。

借りるには身分証明書を預けなくていけない
ジェットスター航空の機内エンターテイメントを借りる際には、エコノミークラスでは「身分証明書」を、キャビンアテンダントに預けなくていません。
身分証明書と交換にエンターテイメントシステムを借り、エンターテイメントシステムを返すのと交換に、その預けた身分証明書を返してもらいます。
この身分証明書は、運転免許証(日本のものでも可)、クレジットカード等になり、パスポートは不可となっています。
なお、ビジネスクラスの場合は、この身分証明書の預け入れは不要となっています。
機内での支払い方法
機内での料金は、オーストラリアドル建てになっており、オーストラリアドルでの支払の他、それを日本円に換算した日本円での支払も可能ですが、お釣りはオーストラリアドルになります。
クレジットカードでの利用も可能ですが、オーストラリア国内線では、VISA、MASTER、AMEXが利用可能、オーストラリア・日本間の国際線では、これらに加えてJCBカードが利用できます。
機内でのクレジットカードの利用には、最低10ドル以上、最高75ドルまで、という下限・上限金額が設定されています。
余談ですが、オーストラリアではJCB、AMEXを使える所が少ない、あるいは、使えたとしてもカード手数料として、2-4%程度を取られる店、レストランが多いので、VISA、MASTERカードを持って行くことをお勧めします。
これは、JCB、AMEXの加盟店が、カード会社に支払うカード手数料が、VISA、MASTERカードと比べて高いためです。
なお、カード加盟店が、カード利用者からカード手数料(CREDIT CARD SURCHARGEと一般機に言われる)を取ることは、日本、アメリカでは、カード会社・加盟店契約で禁止されていますが、オーストラリアはその規定をカード会社が設けることが違法となり、カード手数料を取ることは、何ら問題なくなっています。
※)パッケージツアーでジェットスター航空利用の場合は、機内エンターテイメントが含まれるツアー、含まれないツアーともにあります。日程表に機内食付きか無しか記載されていると思いますので、それで確認をするか、または不明な場合は、そのパッケージツアーを主催する旅行会社へ問い合せてください。

LCCとは?, LCCのデメリット »

[ 11 6月 2011 | No Comment ]

LCCの格安運賃は、決して魔法で出てきたものではありません。
「LCCの概要」、あるいは、「LCCのビジネスモデル」でも解説したように、LCCは従来のフルサービスの大手航空会社(レガシーキャリア)とは、同じ航空運輸業でも違ったサービス形態を取り、その格安の航空を捻出しています。
その格安運賃の源泉は、当然のことながら、従来のレガシーキャリアで、言わば当たり前のように行われていた、「安全」に関すること以外の旅客サービスをそぎ落とす事で実現されているものです。
これらの「旅客サービス」のカットによる、レガシーキャリアと比較してのデメリットを理解した上で、LCCを利用してもらいたいものです。
※ここで述べているメリット・デメリットは、LCCの一般論です。実際には、LCCと一括りにしても、実際にはその「LCC」としてもローコストへの徹底具合に、各社違いがあります
LCCのデメリット
LCCには、下記のデメリットがあります。
機内食、飲み物が有料
LCCのデメリットというか、特徴として知られているのが、この機内食、飲み物が有料という点です。チケット購入時に、オプションとして追加購入、あるいは機内で購入となります。食べ物、飲み物の持ち込みは、航空会社によって、持ち込みの可否が違います。持ち込みが可能の場合、テロ警戒のための安全上の理由により、全ての航空会社で機内への液体、ジェル類の持ち込みが禁止されており、手荷物検査時にチェックされ、もしそれらが発覚した場合は、没収となりますので注意してください。食べ物はゼリー、パテ等の「ジェル状」のものは避けないと駄目です。飲み物は手荷物検査場を過ぎた後の、空港内の売店で購入したものしか、機内に持ち込めません。
ジェットスター航空(オーストラリア線の場合)・・・
機内食は、予約の際に追加料金でオプションとして付ける、または機内で購入となりますが、事前予約分以上の機内食はあまり積んでいないようなので、希望してもなくなる可能性があります。その為、機内食を希望する場合は、やはり事前に予約購入しておいた方が良いでしょう。「機内食」ではありませんが、別の「軽食」(カップ麺、サンドイッチ等)は購入可能です。機内に自分で用意、あるいは購入した食べ物、あるいはアルコール類以外の飲み物を持ち込む事も可能です。アルコール類は、持ち込みのものを機内で飲むことはできません。
毛布・枕、機内エンターテイメントが有料
機内食・飲み物と同様、従来の航空会社では含まれていたこれらのサービスも有料となります。毛布・枕類は、チケット購入時にオプション追加するか、あるいは機内で購入することも可能。機内エンターテイメント(映画、音楽など)も同様です。
預け荷物が有料
LCCの場合、一般的にチェックインの時に預けるスーツケース等の「預け荷物」(CHECKED BAGGAGE)は有料になります。料金種別・運賃によっては、含まれている場合もありますが、一番安い料金の場合は、普通含まれていなく、機内持込荷物の範囲内でとどめて、機内持ち込みのみとするか、または、別途有料追加料金で、預け荷物オプションを購入する必要があります。
これを購入せず、当日預け荷物を預けようとすると、カウンターで代金を支払えば預けることは可能ですが、事前購入の預け荷物代金の数倍もの結構な金額をとられますので注意。預け荷物がある場合、あるいは予想される場合は、予め購入しておきましょう。
荷物の重さなの制限が厳格
比較的、レガシーキャリアの場合は、多少の重さのオーバーは見逃してくれますが、LCCの場合は、一般的に厳格に適用されます。預け荷物で重量オーバーの場合、預かってくれないのではなく、1キロ単位で追加料金を徴収されます。機内持ち込み荷物の場合、預け荷物にさせられ、万が一、預け荷物を購入していない場合は、預け荷物追加として処理、例えば日本・オーストラリア間の場合、15000円以上追加でとられます。
座席のシート感覚が狭い
一般の航空会社と比較して、同じ航空機材であっても、LCCの方が席が多くなっています。これは、席と席の間の感覚を少しづつ狭くして列を増やし、結果座席数を多く(=高効率)しています。
座席指定が有料、あるいはできない
通常の航空会社では、旅行会社で購入する格安航空券を除き、当たり前の予約・チケット購入時の事前座席指定ですが、LCCの場合、別途追加料金で有料となる所が多いです。または、その事前座席指定が、追加料金云々の話でなく、「できない」LCCもあります。それらのLCCでもさすがに「チェックイン時に座席指定」されますが、比較的近距離を飛ぶLCCでは、チェックインの時でも座席指定されず、普通の電車、バスのように、「完全自由席」という会社もあります。
燃費優先、燃料を余分につまないので、上空待機できない
飛行機に燃料を多く積めば積むほど、飛行機の重量が重くなり、当然燃費が悪くなり、燃料費がかさみます。その為、LCCは、勿論安全性に問題がない範囲でですが、出来る限り、余分な燃料を積まず、軽い飛行機で運行したいと考えます。
飛行機の運行でよく、着陸空港の天候が悪く現時点では着陸できないが、天候の回復が予想される場合は、上空で待機、天候が回復次第、その目的空港に着陸をするという事があります。ところが、LCCの場合、余裕のある燃料の積み方をしていないので、早々にあきらめ、代替の空港に着陸、あるいは出発した空港へ引き返す、あるいは始めから出発せず、早々にフライトキャンセルしてしまいます。
飛行機の遅延が多く発生する
LCCは安い料金で運行できるように、ありとあらゆるコスト削減策をとっています。そのうちの1つである、保有機材の効率よい運行、も重大なコスト削減策です。これはつまり、出来る限り、機材を休ませず、空港に到着したら出来る限り乗客を降ろし、出きるだけ早く次の乗客を乗せ、出きるだけ早く飛び立つ、ということになります。つまりこれは、例えば機材の故障が発生が発生した場合、その機材を使用する予定だった、次の便、そして次の便と、連鎖的に遅延、あるいは欠航が発生するということです。LCCは、機材、乗員の有効利用の為に、待機機材、乗員等もいませんので、しばらくこの負の連鎖は続いて行くことになります。
フライトキャンセル発生時は自己解決、そして自己負担
例えば国際線で1日1便において、フライトが機材故障で欠航になった場合、レガシーキャリアだと同日の他社便へ振替、あるいは今晩の宿泊ホテル代、夕食、朝食代を航空会社が負担をして、翌日の自社・他社便へ振替を行ってくれます。天候によるキャンセル、本来であれば、航空会社は免責で特にそのような手配をする義務のない場合でも、航空会社が自費負担になるがホテルを探してくれたり、色々親身に対応してくれる場合が多です。
ところが、それが例え機材故障によるキャンセル、つまり航空会社の明白な責任であっても、LCCは翌日以降の「空いている便」への振替を行う事しかしません。ホテル勿論、自分で探し、代金も自己負担となる。何故航空会社の責によるフライトキャンセルなのに自己負担?と納得いかないのもわかるが、ここで出てくるのが「国際運送約款」。
ほぼ全ての航空会社で共通しているが、LCCも、レガシーキャリアも全ての航空会社は、「A地点からB地点への運送を受託したが、日時、経路を保障するものではない」となっています。航空券を購入したという事は、この条項に了承して購入したという事になる。レガシーキャリアは、自社のイメージ等を考えて、あえて義務でないことまで行っているが、LCCにはそれらを望むのは無理があることを理解しておきましょう。
フライトをキャンセルする
LCCはレガシーキャリアのように、前述したように、天候以外の事由によるフライトキャンセルに伴う、他社便への振替、宿泊の手配等を、原則行いません。つまり、例えば10人しか乗客がいない場合、このフライトを欠航とし、飛ばさないほうが、明らかにLCCから見れば得になります。乗客によっては迷惑千万な話、今までの航空会社では信じられない話ですが、LCCは実際にこれをやります。例えば、ジェットスター航空の場合、本来、ゴールドコースト・成田空港、ゴールドコースト・関西空港、ケアンズ・成田空港をデイリーで、ケアンズ・関西空港を週4便でスケジュールがくまれていますが、予約状況をみて、ゴールドコースト・成田便をキャンセル、この便に予約していた乗客をゴールドコースト発ケアンズ乗り換え、ケアンズ・成田空港へ振替を行います。ゴールドコースト・関西空港便の場合は、同じくケアンズ乗り換え、ケアンズ・成田便をケアンズ・成田空港・関西空港、というように変えたりします。同じ日で本来の目的地まで行ければまだ良いですが、関西空港→ゴールドコーストがキャンセル、生憎、関西空港→ケアンズ便がない日だったので、2日後の関西空港→ゴールドコーストに振替、なんていう、恐ろしいことが、たまに起きます。その為、仕事等で絶対にこの日は動かせない、という人には、あまりLCCの利用は向かないと言えます。

LCCとは?, LCCのメリット »

[ 4 6月 2011 | No Comment ]
エアアジア

最近のマレーシアのエアアジアXの羽田空港の乗入れ、中国の春秋航空の茨木空港の乗入れ等で、その新規就航のプロモーションのための、あまりに激安な料金で一般のニュースにも、LCCが取り上げられる機会が多くなり、一般の人達にもその「LCC」、あるいは「格安航空会社」という言葉が、2010年より急速に浸透してきたと言えます。
また、全日本空輸が香港の投資会社と共同で、LCCを立ち上げ、2011年暮れには早くも、「ピーチ」という名前で就航を開始、一方日本航空は、ジェットスター航空と共同で、日本国内線でLCCの立ち上げの計画を発表等、LCCに関する動きも更に激しくなってきています。
そんな、話題と人気も2010年より急上昇のLCCですが、どのような、メリット、あるいはデメリットがあるのでしょうか?
LCCというと、「格安航空料金」のメリットが強調され、それがLCCの最大のメリットであることは、間違いありませんが、その他にも、LCCには数々のメリットがあります。
※ここで述べているメリット・デメリットは、LCCの一般論です。実際には、LCCと一括りにしても、実際にはその「LCC」としてもローコストへの徹底具合に、各社違いがあります。
LCCのメリット
LCCには、下記のようなメリットがあります。
運賃が格安
言わずもがな、LCCの最大、かつ分り易いメリット。従来のフルサービスを行うレガシーキャリアと比較して、約2-5割は安いと言われています。
片道でも安い
大手航空会社の場合、往復で購入すると、それなりに安い割引料金もありますが、片道で購入した場合、安いクラスの席が空いていていても、往復で購入した場合より若干安い程度、割高感があります。一方、LCCの場合は、往復でも片道でも、片道ベースの料金体系なので、割高感がありません。
最低・最大滞在日数、事前購入の制限がない
大手航空会社で、考えられない程高い、ノーマル運賃でなく、割引を受けた航空券を購入するには、最低滞在日数(現地で最低限滞在しなくてはならない日数)、最大滞在日数(現地で最大で滞在できる日数)、あるいは事前購入制限(出発の14日前以上前に購入など)の制限があります。これは今でも販売し続ける、そして主に商用で利用されている、非常に高額なノーマル航空券、あるいはそれに近い値段の航空券との、料金の整合性を取るためです。一方、LCCには、このような細かいルールがありません。
機材が新しい
LCCは「新興航空会社」、一般的に中古の機材を購入して利用している訳ではありませんので、機材が歴史のある大手航空会社より安いと言えます。また、LCCの最大のセールスポイントである、格安料金の実現のためには、特にこの最近の原油の高騰の状況の中では、「燃費の良い機材の使用=最新の機材」は、LCCの生命線であると言えます。

LCCとは?, LCCの概要 »

[ 3 6月 2011 | No Comment ]
ライアンエア

LCCという言葉の意味
LCCとは、英語の「Low Cost Carrier」、その頭文字から「LCC」(エル・シー・シー)と呼ばれ、従来の航空会社で行われていたサービスを簡素化、運行の効率化、運行費用の徹底した削減などを行い、低価格の運賃を実現している、「格安航空会社」のことです。
その他英語では、日本同様、、「LCC」や「Low Cost Carrier」、その他、低予算航空会社という意味の「Budget Airline」「Budget Carrier」、余分なサービスを削った航空会社という意味の「No Frills Carrier(Airline)」、などとも呼ばれることもありますが、一番使われているのは、「Budget Airlines」「Budget Carrier」です。
2007年3月に、ジェットスター航空が日本へLCCの定期便として乗り入れましたが、その時はまだ「LCC」という言葉・ビジネスモデルは、国内では一般には認知されていなかったが、その後日本へ乗り入れを果たすLCCが年々増えていくとともに、テレビなどのメディアでも「LCC」に関するニュース、特集が組まれることも増え、今やかなりLCCという言葉の意味、航空会社の形態は広く認知されてきていると言えます。
LCCの特徴
ヨーロッパを拠点にするライアンエアー、アジアを拠点とするエアーアジアのような独立系の格安航空会社もあれば、オセアニアのカンタス航空系のジェットスター航空、アジアを拠点とするシンガポール航空系のタイガー航空など、古くからある「レガシーキャリア」(またはフルサービス・エアライン)系列のLCCもあります。
LCCは、一般的にその会社の所在する国、地域内に特化し、比較的短距離・中距離の路線を運行しているケースが多いです。
これは、長距離路線ではLCCの得意とするオペレーションの効率化が図りづらい、長距離便は時間がかかるので、楽に乗れる従来型のレガシーキャリアの航空会社の便に乗りたい、ビジネス需要が高い等の理由があげられます。
しかしながら、LCCも既に世界各地で短距離・中距離路線は路線網を築きあげており、今後会社の成長を求めていくのであれば、これらの長距離路線に進出していく必要があり、今後そのような流れにになっていくものと考えられます。
LCCの最大の武器である低運賃を実現するために、、単にパイロット、キャビンアテンダント等の人件費を抑えるだけでなく、その低運賃の源泉となる低コスト化には、徹底した取り組みが行われています。
LCCでは、フル・サービスの航空会社では当たり前の、機内食・飲み物が有料となり、その他、毛布、イヤフォン等の貸し出しも有料となるります。
その他、空港は一般的な空港を使わず、多少その空港へのアクセスの悪い、乗り継ぎが不便であっても、空港発着料金が安い空港の利用、キャビンアテンダントが乗客が降機した後機内清掃を行う、座席の事前指定ができない、あるいは有料など、「そこまでやるか」というくらいに、徹底したコスト削減が行われています。(詳細: LCCのビジネスモデル)
LCCが登場した当初は、その格安な料金に引かれて利用したが、LCCのビジネスモデルを知らずにチケットを購入し利用、機内食、ヘッドフォン、アメニティなど全て有料フライトキャンセルなどのトラブル発生時のあまりに素っ気ない航空会社の対応など、「二度と○○航空は利用するか!」という声も聞かれました。
それが今では、LCCという言葉自体が既に一般的に知られるようになり、従来のフルサービスの航空会社とは違い、サービスが簡素化されている代わりに、低料金となっている事を理解した上で、LCCを利用している乗客が増えたためか、あまり前記のような声は以前よりは聞こえてはこないと思います。
LCCを利用するにあたり、「これはLCCなんだ」と、過剰な期待を捨てて、チケットの購入、飛行機に搭乗することが大切です。

LCCにおけるトラブル発生時の対応
LCCはその低料金を実現するために、前述のように、徹底したコスト削減を行っており、これらは、単に機内の機内食、毛布、アメニティが有料である、といった事にとどまりません。
従来の大手航空会社、レガシーキャリアと大きな違いは、フライトキャンセルなど予期せぬトラブルが発生した時と言えます。
例えば、1日1本運行している国際線において機材故障でフライトキャンセルになった場合、従来の大手航空会社は、他社便への振替を行うか、あるいはホテル代金、夕食・朝食代金を負担して、翌日便への振替などを行います。
これがLCCの場合、他社便への振替はまず行わず、翌日以降の自社便にのみ振替、ホテルも自分で見つけ、例え航空会社の責による機材故障であっても自腹での宿泊となる場合がほとんどです。
最悪なのは、その翌日から数日間既に、その便、あるいは経由便も含めて、目的地までの便が全て満席であった場合です。
この場合、元から予約の入った人がそのまま優先されるので、現地でそのまま数日間足止めをくらうことになるという、とても最悪な事態を迎えなくてはならなくなります。
なんとなく納得いかないような気もしますが、チケットを購入した際の条件が記載されている、「国際運送約款」に、航空会社の責務は「A地点からB地点への輸送を請け負う」としか記載されていないためです。
この意味するところは、航空会社はそのA地点からB地点への移動を行う日時、経路などを約束していないこと、つまり移動させることだけに関して責務があるという意味です。
従来型の大手航空会社は、法律的に責務がないことを、あくまで自社のサービスとして行っていたが、LCCの場合は、これらも低料金を実現するための、削減されるべきサービスとなっています。
LCCを利用する上で大切なことは、過剰な期待を航空会社に対して持たず、あくまで従来の大手航空会社とは違う、LCCという新しいタイプの航空会社として、メリット、デメリットを理解した上で利用することが大切です。(詳細: LCCのメリット、デメリット)
LCCによって、より日本から世界が近くなり、場合によっては週末にふらりと国内旅行感覚でふらりと、手頃な運賃で海外旅行に行くことも可能になりました。
LCCの利用は、これらのLCCの特性、従来の航空会社との違いを把握した上で、是非利用していただきたと思います。